頸椎損傷

頸椎損傷

11年前、2013年7月、37歳の時の時だった。夜中に目が覚めてトイレに行こうと暗い階段を下りていた時に転んだ。その時のことは記憶にあまり残ってない。気が付いたら階段から落ちて首から下が動かせない状態だった。その時は首から下が動かせないのは一時的なことであってすぐに治ると思っていた。

 親に発見され、救急車に乗って病院へと行った。そのままICUへと運ばれ入院することとなった。そこでようやく事の重篤を知った。自分の力では寝返りすらできなかった。ベッドに寝たままだと体の重さで圧迫されて体が痛くなるのだ。痛くても自分では動けないのでナースコールを押して態勢を入れ替えてもらっていた。

 いもむし状態だった。自分の力では動けない食事もできないトイレもできない寝返りも打てない。こんなとき人は激しく落ち込むと思うのだが抗うつ剤のせいかそれほど悲観することはなかった。

 そんな状態で1週間ほど過ぎ主治医が病室へ訪ねてきた。足が動かせるかと聞いてきたので動かしてみた。すると動いた。リハビリ担当の理学療法士を紹介されどんどんリハビリしていこうと言われた。その時はまだいもむし状態だったのでこれで歩けというのかと疑問だったが歩けるようになるんだと救われた気持ちになった

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